2DSC_00541世紀をより豊かで夢のあるものにするために、私たちはこれからどんな方向へ歩んでいけばいいのでしょうか。という素朴な考えからスタートしました。

1981年、レーガン大統領は「危機に立つ国家」の中で
「最近の科学革命のという点から見れば我々は無知蒙昧な世代を育てている」
「1995年までにアメリカの子どもの数学・理科の水準を世界一にする。科学はすべての学生に必要」と述べています。

その後の情報科学や遺伝子工学分野を筆頭に90年代のアメリカの躍進は既知のとおりです。

残念ながら同期間において、我が国の教育現場では学級崩壊とともに、理科離れ・学力低下という事態が進行してしまいました。

10年後の日本とそこで生きる今の子どもたちに必要なものは、将来を見据えた教育に他なりません!

日本は資源がありません。資源を持つ大国でさえ、教育に莫大な投資を行っている現代において、資源のない日本がそれに逆行することは、国の根幹を揺るがしかねない問題と考えます。

理科離れは、小学生高学年から中学校にかけて進行しているようです。この時期に適切な科学的知識を与え興味をかき立てる刺激を与えることで科学全体を見る目と将来への展望が開けると考えます。

私たちは、現場の先生たちと密接に情報を交換しながら、子どもたちへの最先端の科学のすばらしさを伝えるお手伝いをしたいと考えています。

子どもの理科離れをなくす会 代表 北原達正