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山崎直子宇宙飛行士からのメッセージ
【山崎 直子】
2月11、12日に行われた「スペースステーション」には素晴らしい贈り物がJAXA(宇宙航空研究開発機構)から届けられていました。山崎直子・宇宙飛行士から子どもたちに向けたメッセージがずっと上映されていたのです。山崎さんは1970年に千葉県松戸市に生まれ、プラネタリウムや惑星探査機「ボイジャー」が送ってきた映像、アニメ「宇宙戦艦ヤマト」などを見て、宇宙に興味を持っていたそうです。そして中学生になったある日、山崎さんはスペースシャトル・チャレンジャー号の爆発事故をテレビで目撃します。この時「亡くなった宇宙飛行士の意思を引き継いで、子どもたちに宇宙の素晴らしさを伝えたい」と思ったそうです。その夢を現実にするべく、宇宙飛行士になった山崎さん。昨年の野口聡一さんに引き続き、素晴らしいメッセージを届けてくれました。
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みなさんこんにちは、JAXA宇宙飛行士の山崎直子です。私は今、アメリカのテキサス州ジョンソン宇宙センターで訓練をしています。昨年からこのスペースシャトルや国際宇宙ステーションの訓練を続けてきましたが、その訓練も無事すべて終了し、ミッションスペシャリストの資格を取得することができました。
このミッションスペシャリストの役割には、スペースシャトルの打ち上げから帰還、緊急不時着時の操作、船外活動、そしてロボットアームの操作も含まれています。スペースシャトルや国際宇宙ステーションには、長さが全部で10メートルくらいのロボットアームが取り付けられていて、それは国際宇宙ステーションを建設したり、ハッブル宇宙望遠鏡を修理したり、いろいろなことに大活躍しています。
日本が今開発をしている実験棟「きぼう」も数年後には国際宇宙ステーションに取り付けられますが、そこにもやはり長さ10メートルぐらいのロボットアームが付いているんですよ。私もそれを操作することができるのを将来楽しみにしています。
私もみなさんと同じようにものづくりが好きで、自分で手を動かしたり、家にあるものをいじったり、日曜大工をしたりするのがとても好きでした。そしてこの日本の実験棟「きぼう」の開発にも技術者として携わってきました。
きっとみなさんもこうして自分で手を動かすのが好きなんだと思いますが、自分でアイデアを出し、それを形にしていくということはとても大変なことだと思います。その過程の中にはロボットがうまく動かなくて、「なんでだろう」と悩んだり、数々の失敗や苦労があったんじゃないかなと思います。それは宇宙でもまったく同じなんですよ。
ロボットアームが宇宙で立派に動くように、地上で何度も試作品をつくったり、試験をしたり、宇宙飛行士も訓練を積み重ねていきます。昨年、スペースシャトルで宇宙に飛行した野口飛行士もきっと何度も失敗を繰り返し、そして努力を積み重ねていったんだと思います。だからみなさんもぜひ失敗を恐れず、いろんなことにチャレンジしてほしいなと思っています。
将来もっとたくさんの人が宇宙に行き、月や火星にも基地ができるようになると、ロボットの役割はますます大事になってきます。みなさんが作るロボットが将来、月や火星で大活躍することを期待しています。今回のこのロボットコンテストの経験を生かし、ぜひ“次”につなげていって下さい。応援しています!
 
↑訓練中の山崎飛行士です。
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