Profile:滋賀県在住。小学生でBasicクラスに入会。スペースバルーン(成層圏探査)プロジェクト、びわ湖環境プロジェクトに参加。現在は衛星プロジェクトに参加中。

◆入会したきっかけ
体験教室でロボットに触ってみて、面白そうだなと思ったのがきっかけです。プログラミングは上手くいくこともあれば上手くいかないこともありますが、失敗しても修正して動かせるようになるのが面白いです。


コードの書き方、センサーの使い方をどんどん学んでいった

◆e-kagaku入会してよかったと思うこと
e-kagakuではプレゼンテーションの機会がたくさんあり、相手に伝わる話し方を身につけられたことがよかったと思います。聞いている人が難しそうな顔をしていたら言葉を変えるなど、覚えてきた内容をそのまま話すのではなくアドリブを交えて話せるようになりました。また質疑応答も、回を重ねるごとにうまく答えられるようになってきたのではないかと思います。質問されそうな事はあらかじめ補足のスライドを用意しておくなどの工夫の仕方も学びました。

最近は初対面の人とオンラインでプロジェクトを進めていくことが多くなっています。プロジェクト以外のことも積極的にコミュニケーションをとることで話しやすい関係を作り、意見が対立したとしても話し合いで解決できる環境づくりを意識しています。また、発言が少ない人の意見を引き出すことや、少数意見もしっかりと聞くよう心掛けており、このスキルは学校の委員会活動などにも活かせていると思います。


2021年びわ湖環境プロジェクトの研究成果を地元経済界らの前で発表

◆3つのプロジェクトに参加して
全てのプロジェクトに参加しましたが、それぞれ違った良さがあります。スペースバルーン(成層圏探査)ではチームで協力して1つの観測器を作ります。びわ湖環境では、観測器を個人で作るのでオリジナリティが出せます。そしていま携わっている衛星プロジェクトでは、得難い経験ができています。私はサポーターやメンバーと共に、衛星の電気供給などを担う電源系を担当しています。電気を供給するうえでの重要なポイントやどのような部品を使っているかといったことは、日常生活ではあまり考えないですよね。また、地上と宇宙では環境が異なりますので、宇宙特有の対策も必要です。わからないことを調べるなどして、取り組んでいます。

◆今後の目標
最初にプロジェクトに参加したのは中学生の時でした。成層圏で取得したデータの分析では、使ったことのない数学を用いた分析手法など知らないこともたくさんあり、サポーターに聞いたり、分析で使用したMATLABの公式ドキュメントを見たりしながらグラフの書き方や分析の手法を覚えていきました。今もまだ知らないことがたくさんあります。プロジェクトの活動やロボットといった分野にとらわれることなく、色々なことを学んでいきたいと思っています。

◆保護者様のコメント
e-kagakuには、積極的にやりたいという思いを持った子どもたちが集まっていますので、たくさんの刺激をもらっています。また子どもたちの自主性を尊重し、決められたレールの上を歩くのではなく、子どもならではの発想力を伸ばしてくれます。そして、やる気がある子にはどんどんチャンスを与えてくれるのも魅力だと思います。

またe-kagakuでは、発表すること、相手に伝えることを大事にされています。どんなに優れた研究をしていても誰かに伝えなければ調べただけで終わってしまうので、プレゼンテーションに力を入れているところも重要なポイントだと思っています。発表相手は企業の方や大学教授であり、毎回様々な質問を受けます。答えられなくて悔しい思いもしていましたが、真剣に対峙した経験が今の成長につながっていると思います。

衛星プロジェクトの詳細はこちら