2023年12月27日(水)~ 12月29日(金)に、いわきロボット&リサーチ テストフィールド(福島県いわき市、旧永井中学校)で冬の東日本合宿を開催。地元いわき市からはもちろん、宮城県、茨城県、東京都、神奈川県、静岡県の小学3年生~中学3年生までの17名が参加しました。
今回はSpace Robot Contest(SRC)Classicに向けた練習と、温度センサーを使い体温を測定してデータを取得する「体温計作り」に挑戦しました。
初日はSRCで必要となるロボットアーム作りから。アームを動かすために必要なサーボモーターの使い方も学びます。合宿最終日までの課題は「ロボットアームでコンテナを持ち上げ、スタート地点から目的地まで往復してコンテナを2段重ねにする」という高難易度なもの。子どもたちはロボットアームの動かし方、作り方を一から勉強し、授業時間が終わっても皆が口を揃えて「まだ練習したいです!」と言っていました。
工具やコースを宿まで持ち帰り、夜は遅くまで、朝は早くから絶えず練習に打ち込んでいた子どもたち。宿の廊下で深夜までプログラムの改良に取り組みました。
まさに「科学に没頭する時間」を過ごしています!
2日目は温度センサーで自分の体温測定に挑戦。ロボットからデータを取得するためにTera Termというソフトウェアを使います。2人1組となり、できないところは聞いたり教えたり、皆で協力しあう姿が見られました。
そして合宿3日目最終日、模擬SRCの開催です。
直前まで調整を重ね、見事難題をクリアして満面の笑みを浮かべる生徒がいた傍らで、直前まで上手くできていたプログラムが本番で動かなくなり、悔しさの涙を浮かべる子どもも。大会が終わった後も、片付けの時間ギリギリまで課題をクリアしようとしたりと、必死に本気で取り組む姿がありました。子どもたちの情熱は真冬の寒さを忘れさせるほどでした。
前日までに2段重ねに成功した子どもたちはより広い競技スペースでスコアを競います。
競技後のランチタイム。すっかり仲良しになりました。
最後にドローンでの撮影。ジュニア衛星プロジェクトのメンバーと一緒に撮影です。「本物」を作り上げているお兄さん・お姉さんが近くにいることは、子どもたちにとって大きな刺激になっています。
1月には西日本と北海道で冬合宿が開催されます。次回は春休みに開催予定です。
合宿は、日頃の学習の成果をもとに全国の仲間と切磋できる貴重な機会です。また、ペアワークや資料作成、プレゼンテーションなど、普段の学習とは異なるスキルを磨く場にもなっています。これらのスキルはグローバルで活躍するためには必須のスキルですので、ぜひ合宿にご参加ください。
合宿の情報はこちらでご案内しています。