2022年夏に滋賀県蒲生郡・青年の城で開催された西日本合宿の模様です。

<合宿の内容>
1日日:研修室内の柱の高度を計測
2日目:柱の高度から長さを算出(エクセルで関数を自作)→木やポールなどの長さも算出→サッカーの大会を開催→星の高度の計測
3日目:最終発表

生徒たちは最初、実験の条件を確認・揃えるのに苦労していたようです。センサーを複数個使用するのが初めての生徒は、戸惑いながらも必死で授業内容についてきていました。また、エクセルの扱いに慣れていない子が多く、関数の式が難解で理解するのが難しかったようです。わかる子が教えてあげている様子が教室のあちらこちらで見られました。みんなで協力しあって課題を解いていくのも合宿ならではです。

2日目午後に実施したサッカー大会はとても盛り上がりました。機体の改造など、各自で工夫を凝らしていました。自身で計測したデータで高さの算出が良い値が出ていた時は大喜びでした!

<合宿を担当したサポーターの声>
最初は、合宿で初めて扱うタブレットのアプリケーションに戸惑っていましたが、各自工夫を凝らしながら測定をしていて、前向きな姿勢が見ていて懐かしく感じました。試行錯誤を凝らしながら挑戦し、納得のいく結果を得られていたのをみて私も嬉しかったです。

エクセルの関数を習った日には、セルを使い自作の計算フォームを作りたいと言う生徒がいました。習ったことを応用し、自分で計算をするネタを求めて質問をしたり調べたりしているのをみて楽しむのはいつの合宿でも変わらないのだなと思いました。

サッカーの大会でも、北原先生にどんなロボットがいたのか話を聞いて、その場にあるものでガジェットを改造しているのをみて自分の初出場のサッカー大会を思い出しました。工夫を凝らした結果、勝利できる喜びを競技に参加してくれた生徒たちが感じてくれてよかったです。
(サポーター 宮下)

<代表・北原のコメント>
三角関数は、画像解析の基本知識ですが、日本ではSTEAM先進国と比べて非常に内容が薄い状況です。そのため、難関大学生でも理解が遅く仮想空間やVRといった画像系の開発に支障が出ています。

合宿内で実施する講座は、角度のデータを用いて小・中学校で学んだ作図をプログラミングする過程で三角関数も活用させる、e-kagakuオリジナルのカリキュラムです。このような講座を複数回経験することにより、「角度」というデータを用いた画像分析プログラムを理解できるようになっていきます。