サポーターインタビュー第一弾 [上村知也]

サポーターインタビューの第1弾となる今回は,京都大学大学院でロボット工学の研究をしている上村さんにお越しいただきました.

上村さんは,子どもの頃から当会の教室に参加し,スペースロボットコンテストやロボカップジュニアなどの大会でも入賞するなど,当時からロボット少年として活躍していました.

現在は,サポーターとして当会で活躍している上村さんについて,いろいろと聞いてみました.

IMG_0252上村君写真

お名前と大学,専攻について教えて下さい.

上村知也です.いまは,京都大学大学院の修士2回生で, 機械理工学(ロボット工学)を専攻しています.

生徒さんに呼んでほしい呼び名、ニックネームはなんですか?

ともやせんせーと呼んでください.

よくサポートする教室はどこですか?

大阪の英語ロボット塾です.

出身高校、もしくは出身地

洛星高校(京都府)

趣味はなんですか?

趣味はロボット,仕事(バイト)はロボット,研究はロボットとロボット三昧な毎日を過ごしています.

次はどんなロボットを作ろうか,どんなプログラムを作って,
あっと驚く動きを実現しようか,と考えている時間が一番楽しいですね.

教室に来てくれる皆さんといろいろなことをお話するのも大好きです.こちらが教えるばかりでなく,皆さんから教えてもらうこともたくさんあります.

あと,(多くの人から奇妙がられますが)勉強が趣味です.といっても,問題集を解きまくるような勉強ではなく,純粋に今まで知らなかったことを学んでいくことが楽しいのです.

なぜサポーターになろうと思いましたか?

もともと私も子どもの理科離れをなくす会に通う生徒でした.
この会で学んだことはたくさんあります.
この会のロボット研究室がきっかけで,本格的にロボットをはじめました.その後,大学生になって,今度は自分が教える番だ,と思ってサポーターになりました.

サポーターとしての活動を通じて,ロボットの楽しさ,そしてそこから広がる科学の楽しさ,面白さを
1人でも多くの人に伝えられたら,と思います.

昨日の自分ができなかったことに挑戦すること,実現できるようにあれこれ考えて試してみることは,
大変ですがとっても楽しいです.

皆さんにもこの感動を体験してほしいと考えています.

サポーターをしていて楽しかったこと、難しかったこと

教室を受けてくれた生徒さんが,スペースロボットコンテストやロボカップで,
自分の力で活躍しているのを見せてもらうのが一番嬉しいです.
いつの間にか,みんな教室で習ったこと以上のことを自分で学んで,
できるようになっているのがいつも驚きです.
また,教室を卒業した後も,自分でロボットを続けたり,新しいことに挑戦して,
それを報告しに教室に訪ねてきてくれるのもとっても嬉しいです.

小さい頃はどんな子どもでしたか??

科学(おたく)少年

将来の夢やしたいこと、挑戦したいこと

将来は,ロボットの研究者になり,世界中の人を助けるロボットの開発に携わりたいと考えています.
もともと理科会のロボット教室に参加したのも,ロボット研究者になりたいという夢があったからです.
ロボットは,これからの社会で必ず重要な産業となります.
人間の生活に根付いたロボットが開発されるようになります.
人間の代わりに多くのロボットが働くようになります.
人間には辿りつけないフロンティアを,ロボットが切り開いてくれます.
いざというときには,人間の命をレスキューロボットが救ってくれるようになります.
そんな人類の夢を,この手で叶えていきます.

生徒たちへのメッセージをどうぞ

私はロボットを専門としていますが,教室で学んでほしいことは,ロボットのことでだけはありません.
チャレンジすることの楽しさをまず知ってほしいと思います.
では,楽しいこととは何でしょう.ゲームやスマホで遊んでいると楽しいですね.
カンタンな算数の問題をバリバリ解き進めると楽しいですね.
しかし,そんなものは大した楽しさではありません.
本当に楽しいことは,苦労を伴います.
何度も失敗して,あれこれ考えて,ときに挫折しそうになることもあります.
しかし,それを乗り越えて何かを達成したとき,本当の楽しさが得られると思います.
私はスペースロボットコンテストやロボカップといった大会に参加する中で,それを実感してきました.
そんな経験を,皆さんにも教室の中で体験してもらえればいいかな,と思います.

 

上村くん有難うございました。