9月25日に当会が主催したジュニアによる成層圏探査が成功し、その様子がテレビのニュース番組で取り上げられました。

この成層圏探査プロジェクト(スペースバルーンプロジェクト)は、2019年、2021年に続いて3回目の成功になります。
これまでの実験では「宇宙空間で輪ゴムは使えるのか」「市販の日焼け止めクリームの効果の検証」「2台のカメラによる
画角の違いから正確な高度は測れるのか」など、ジュニアたちのふとした思い付きから生まれた疑問はやがて研究課題となり、
成層圏という環境で実証した研究結果は、JAXAの学会や企業の研究者が参加する学会「MATLAB EXPO」で表彰され、
各界の専門家から高い評価を得ました。

今回3回目の実験では九州の製菓メーカーから「自社のアイスバー(ブラックモンブラン)は宇宙空間に持っていけるのか?」
「ぜひ憧れの宇宙に持っていってほしい!」とのオファーを受け、地球をバックにアイスバーをカメラで撮影し、
地上で回収したアイスバーを試食する、という難しいミッションが設定されました。

この難しい挑戦に挑んだのは、東京などの関東圏および北海道、佐賀から終結したジュニアたち。
夏の合宿での深夜に及ぶ作業、自宅からオンラインでそれぞれに任せられた役割にうちこみました。
そして9月25日、福島県からヘリウム気球に実証装置を放球、数十キロ離れた海上の予測着水地点に漁船で向かい
装置を回収しました。

宇宙空間を旅したアイスバー(スペースブラックモンブラン)は見事に溶けずに回収でき、
企業からのオファーを見事100%達成しました!

もはや宇宙というフィールドは専門機関や一部の企業だけの活動の場ではない。
それを証明したジュニアたち、本当に誇らしいです!

ぜひご覧ください。

「九州の“ご当地アイス”を『宇宙に打ち上げたい!』なぜ? どうやって? 本気で挑戦」RKB毎日放送NEWS
https://youtu.be/bXVJTeSFHyA?si=PpExlWosMdEVakHL