科学を通じた人間教育を行っている一般社団法人e-kagaku国際科学教育協会(代表:北原達正)は、3月26日~27日に福島県いわき市でSpace Robot Contest(SRC)Classic部門の決勝戦を開催します。

今年のClassic部門の三次予選、決勝戦は、初となる「遠隔プログラミング」での開催となります。このような開催方法は全国的にも珍しい試みです。決勝戦では、競技者は与えられた課題に対するプログラムをいわきロボットサイエンステストフィールドにいるサポーターに自宅から指示。ローバーの動きを定点カメラで確認しながら、必要な修正指示を出して課題をクリアしていきます。

例えるならば、月面基地にいるクルーに管制塔から指示を出し、月面ローバー車の動きを映像で見ながら必要な修正指示を行っていく管制官の動きを体験できる競技内容となっています。プログラミングの知識はもちろん、コミュニケーション能力や制限された環境下における高度な解決力、決断力が要求されます。

なお、三次予選は3月19日~20日にオンラインで東京女子学園にて開催されます。

■Space Robot Contest Classic部門 決勝戦

日時:2022年3月26日(土)10:00~17:00、27日(日)10:00~16:00

場所:いわきロボットサイエンステストフィールド

(旧永井中学校、住所:福島県いわき市三和町下永井字大堀174)

競技者:一次~三次予選を通過した8チーム

後援:文部科学省、経済産業省、総務省

※ZoomによるLive配信も実施予定。

SRCの開催は今回で18回目となります。当協会はSRCの開催を通じて、今後ますます必要とされる科学を通した人間教育を行うとともに、科学教育の機会均等化、継続学習環境の整備に取り組んでまいります。

SRC18 ホームページ:https://spacerobotcontest.com/SRC18/

■Space Robot Contest(SRC)とは

小学生~高校生が自立型ロボットで与えられた課題をクリアし、その得点を競う大会。カテゴリ別に3部門で構成される。

<SRCの3部門>

Beginner部門:センサーは2つまで、変数は使用しないコース。課題は当日発表され、時間内にクリアすることが求められる。

Classic部門:課題は事前に発表。一次~三次予選を突破した8チームが決勝に挑む。

Real部門:Classicベスト16経験者のみ挑戦可能な上級部門。Rover、Air、Water、Designに分かれて競技を実施。

Reserch部門:選考通過者には自身の研究テーマを企業向けにプレゼンテーションする機会が与えられる。テーマは自由。