Profile:東京都在住。小3からe-kagaku主催のイベントに参加。翌年から北原代表が理事をしていたロボカップジュニアジャパンに毎年出場。初出場で全国大会に出場、高2では全国4位に。大学1年からe-kagaku Academyの授業を担当。大学2年よりびわ湖環境プロジェクト、大学3年より衛星プロジェクトのサポーターを担当。

◆e-kagakuとの出会い

e-kagakuが日能研と開催していたロボットイベントに参加したことがe-kagakuとの最初の出会いです。親が技術職なこともあり、いずれはロボット教室に入りたいと思っていました。

e-kagakuではプログラミングができるかということよりも、その先に何をしたいか、を重視しています。当時、北原先生も「火星探査ができるロボットをe-Gadgetを使って作ってみよう!」と、「その先」を見せてくれてくれました。そこに惹かれてロボットの世界にのめりこんでいったのです。

◆サポーターになったきっかけ

他のアルバイトもしたこともありますが、自分に一番合っていると思ったのがe-kagakuのサポーターでした。大学には推薦で入学したのですが、その際にe-kagakuでやっていたことが役立ちました。また、高3では静岡大学の研究室で研究する機会を得ましたが、それもe-kagakuで学んできたことがきっかけでチャンスを得ました。このように、ekagakuで学んだことが大学や研究につながっていくことを、子どもたちに伝えたいと思いました。

◆サポーターとなってよかったと思うこと

一番は、自分自身の成長につながる機会がたくさんあることです。授業を通して学ぶ機会もたくさんあります。塾講師をしていた時は、自分が学んできた知識の蓄積を切り売りして伝えていく感覚でしたが、e-kagakuのサポーターはそれでは務まりません。技術は日々進歩していますし、生徒達はインターネット等で最新の情報を入手しながら学んでいます。プロジェクトでは生徒から斬新なアイディアが出ることも多く、その実現可否を判断するためには私も常にアップデートして最新の知識を持っている必要があります。

自作した水中ドローン

また、e-kagakuに関わることで最新の情報、人脈を得られます。e-kagakuのカリキュラムは、実社会で使われている技術の動向に合わせて「使える」内容に常にチューニングされています。ですから、教える側である自分の学びにもつながります。また、プロジェクトに関わると、企業の方と話す機会も多く、そこから最新の動向を伺うこともできます。いま携わっている衛星プロジェクトでは2024年に中高生が作った人工衛星を飛ばそうとしていますが、JAXAとのミーティングにも参加していますし、e-kagakuとJAXAとの共同研究契約書の締結にも携わりました。

サポーターというと「教える側」という印象ですが、実は最前線で走り続けるプレイヤーでもあります。子どもに教えるためには常に前に進んでいなければならない。そうしないと教えるものがないのです。その過程で、新しい知見を得て、課題の整理もできるようになります。

今年、滋賀銀行主催のビジネスコンテスト「『しがぎん』野の花賞」に応募して一次選考を通過することができました。ビジネスモデルとして通用するかどうか、これから本格的に企業の方々に審査していただくことになります。e-kagakuではこのように、社会課題の解決につなげるため、企業をはじめとした「プロ」の方々への発表と、そこで評価を得ることが重要視されています。

大学では受け身の授業が多いと思っており、今後の人生プランを立てるのが難しいと感じています。卒業後も周囲に流されて就活して、どこかの企業に入社していくのかなと考えた時、しっかりとした「目標」が欲しいと思いました。e-kagakuでは常に「目標」を得られるので、それがモチベーションにつながっています。


びわ湖環境プロジェクトのメンバーと

◆これからサポーターを目指す人へ

サポーターの仕事は、今後の就職やキャリアに確実にプラスとなる仕事だと思っています。勉強しながらお金もいただけて、将来にもつながる。自分の可能性を広げたいと思う人は、ぜひ挑戦してほしいです。

◆今後の目標

まずは、いま取り組んでいる「ロボットに空間把握能力を持たせる研究」を追求できる環境に行きたいと思っています。そしてその研究がJAMSTEC(海洋研究開発機構)やJAXAといった国の機関で認められ、その機関を経由して世の中に広がっていったらいいなと。それがいまの目標です。

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