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2023春合宿 福岡合宿

3月28日から30日まで、福岡市にある福岡県立社会教育総合センターで福岡合宿を行い、福岡市科学館や佐賀市にあるe-kagakuアカデミーで学んでいる小・中・高校生が参加しました。

この合宿はスタンダード合宿で、プログラミングと論理の基本を使ってデータサイエンスやロボット制御の基礎を定着させていきます。初めて会った2人組をチームとして、協働の意識とコミュニケーションの重要性を植え付けます。必ず成功させることはしません。各チームの理解力や絶対成功させるというモチベーションが重要です。今回の合宿がプログラミングは初めてという小学2年生も必死に食らいついてくれました。最終日はセンサーを用いたミニゲームを行ったのですが、きちんとしたプログラムになっていました。(なんと勝っちゃった!)レベル差はあっても、一つの課題に取り組むときは何回も試行できる「頭のスタミナ」が必要です。たっぷり時間がある合宿ならではの取り組みなのです。 まず日頃の学習の定着を確認するために、スペースロボットコンテストのコースを使って課題を出しました。その成績を見て、今回の合宿でのクライテリアをみんなに伝えます。合宿にはいくつもの課題が作れるように多彩な機材を持ち込みます。その中でベストと思う課題を出すのです。最初に課題ありきにすると、自分の能力を超えた課題になることになり、ただ作業をしているだけになりかねません。e-kagakuでは非常に重要視している視点です。

2日目の課題は電子温度計の作成。温度センサーを使ったデータの取得、温度とセンサー値との回帰分析、液晶に温度を表示させるプログラミングと進めました。データサイエンスの基礎を学ぶ課題で、大学生にも課しているものです。最終的に、作成した電子体温計で体温を測定し「生きている温度内」(30度台という意味です)であれば合格なのですが、緊張しながら計測した結果、全員「生きて」いました!「よっしゃ!」

最終日は「クレーターから脱出」できるロボットのミニゲームをチーム別に対戦し、勝敗を競いました。実践的なハードとソフトの両方の調整が必要な課題です。対戦ごとに調整時間を設け、うまくいかないところを修正する、を繰り返しました。すなわち課題発見と課題解決の高速処理です。最終戦は残り1秒で勝敗がつくという大熱戦。ご覧になっていたお母さんたちも大興奮でした!

あっという間の3日間でしたが、みんなそれぞれの教室で学習を深めてくれるでしょう。「次はこれをやりたい!」という声がたくさん上がっていました。再開が楽しみです。

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