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新しいスタート! 2020年以降のために私たちはロボットから離れます。

すべての地域のすべての世代にICTを学ぶ機会を作ります。 みんなで宇宙にチャレンジしよう!

私は、まだ日本に「ロボット教室」や「プログラミング教室」という言葉がほとんどなかった16年前2013年に活動を開始しました。最初はなかなかその重要性を理解していただけない悔しい思いを重ねてきましたが、ここ数年一気に「ロボット」という言葉が広がってきました。来年2020年からは小学校での「プログラミング的教育」も始まり、子どもだけでなく保護者の皆様や教育現場でも期待と困惑が高まっていることと存じます。この傾向はたいへん喜ばしいことと感じています。

ただ、残念に思っていることもたくさんあります。その中でも「ロボット」や「プログラミング」を教育に入れる本来の目的がずれているという点が気になります。子どもたちはお絵かきソフトのチャンピオンになりたいのではなく、おもちゃのロボット大会で優勝したいわけでもありません。宇宙飛行士になりたい、社会に役立つものを作りたい、新しい何かを作りたいという願いをかなえるために必要な課題と教材を与え、チャレンジと評価の場を作る。これが私たちのコンセプトです。現代のすべての職業に必要な「数値に強く論理性を持った人材」を育成する、科学を通した人間教育を行うことが目標です。「ロボット」は教材としての優秀性と興味関心を持たせる意味で、私たちの教育活動のメインカリキュラムとしてまいりました。

しかし、STEAM教育が世界の教育界に受け入れられ、産業界はICT人材を求める環境において、「ロボット」だけをメインにしているのではないことを、皆様に改めてご理解いただきたいと思います。

もともと私たちはまさにSTEAM教育を目指して発足した団体です。(発足当時には、STEAMという言葉がありませんでした)。

私たちが皆様にご提供するのは次の3つのことが習得でき、評価されるシステムです。

・Global:価値観・文化が異なるひとと協働できる

・Science:物事を客観的に測定し、論理的に分析し、数値を使った説得力のある発表ができる

・Communication :正確に情報を受け取り、正確に発信できる

4月より本格的な実験や分析、シミュレーション、デザインなど、STEAMとICTすべてにフックがかかるカリキュラムへと進化してまいります。ほとんどはこれまでに大学で行ってきた内容です。これらをすべての世代が、どこでも学ぶことができるそのような教育環境を作ってまいります。本物の課題が持つ知的興奮を味わっていただきながら、夢をかなえる本物のスキルを身につけてもらえます。
これまでの成果の一端は、昨年8月に行ったGlobal Robot & Science Camp 2018のVTRの中にある参加者のインタビューを見ていただければ実感いただけるのではないかと思います。(20分くらいからです)

このコンセプトを具現化したのが「宇宙を学びの場にするプロジェクト」です。誰でも宇宙開発にチャレンジできます! 学んだこと、やってきたことはすべて宇宙につながると言っても過言ではありません。ロボットだけではないのです。

「大人のICT講座」「60歳からのICT講座」も開講します。ぜひみんなで宇宙にチャレンジしましょう!

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