SRC18 REAL Air 全国大会を終えて

今回で18回目を迎えたスペースロボットコンテストは文部科学省、経済産業省、総務省が後援するジュニアから大人まで参加できるコンテストで、ローバー、潜水艦、ドローンの自律型ロボットをテーマにしています。今年は、上級者向けのカテゴリーであるリアルエアー部門を富山市で開催しました。

ドローン競技には、北海道、東北、関東、関西、そして地元富山から選ばれた12チーム・13人が出場。広大な立山連峰が目の前に広がる大自然の中で思いっきりドローンを飛ばせるとあって、選手たちのテンションはMAXに。開会式には鋪田富山市議会議長も駆けつけてくださり、ガッツポーズで記念撮影です。

競技に使うドローンは、DJIのTello(テロ)。わずか80グラムながら、様々なセンサーを搭載する高性能機種で、操縦だけではなくプログラムすることで自動運転飛行ができます。リアルエアー部門は、全てプログラムで飛行させることがルールになっていますが、Pythonというコンピューター言語を短期間で習得できるのはさすがです。 

リアル部門の敵は、何と言っても自然環境。特にドローン競技においては予測不能な風が選手たちを悩ませます。会場の西側を流れる常願寺川河岸から吹き上げてくる風は時に突風となり、ドローンを空高く舞い上げ、コントロール不能にすることも。「風を制する者が競技を制する」。刻一刻と変化する自然に挑みます。会場には藤井富山市長もお越しいただき、選手たちにエールをいただきました。 

ハイライトは口頭プレゼンテーション。なぜプログラミングを学ぶのか、将来どんなことに役立てたいのか、ビジネスの最前線に立つ大人たちを前に、自分の考え、情熱を伝えます。ほしいのは「子どもにしてはすごいね」ではなく、「一緒にやってみないか」という評価。真剣勝負です。 

審査員には、日本海ガス絆ホールディングス新田社長、北陸電力新価値創造研究所島田所長、みらいロータリークラブ林会長、松波実行委員長と私の5人がつとめました。また、プレゼンテーション部門にはオンラインで参加した先鋭5人も加わり、総勢17人が、普段の研究成果や新しいアイデア、目標とすることを2分間に込め、熱弁しました。 

富山みらいロータリークラブ25周年記念事業として、数年前より準備をしてきた「スペースロボットコンテスト リアルエアー全国大会 in 富山」。途中、誰も経験したことの無いコロナ禍に見舞われ、選手たちは練習もままならない状況。大会の開催が危ぶまれた時期もありました。そのような困難な時期を支えたのは、富山でずっとプログラミングやロボットを学んできた子どもたちの姿でした。 

プログラミングを学ぶことは困難の連続。周囲に教えてくれる大人も少なく、失敗の連続で心が折れそうになっても、試行錯誤の末に解決できた時の喜びを知っているからこそ粘り強く頑張れる。そんな彼ら彼女らの姿に、「継続は力なり」と普段こどもたちに言っている大人たち自身が勇気付けられました。 

子どもたち、また一緒にコンテストを企画・運営した大学生たちは、既に次の目標に向かって歩んでいます。2024年には、子どもたちの手で人工衛星を打ち上げる初の試みが始動しています。そこには更に大きな困難と、そして、困難を乗り越える喜びが待ち受けていることでしょう。 

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